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ツバメの子チュウちゃん 

先日、同僚が会社の外回りを掃除していた時の話です。

会社の建物の1階にある駐車場にはツバメの巣があるのですが、その巣から雛が落ちて来たと言うのです。
早速みんなで見に行くと、巣の真下に敷いてあった糞よけのダンボールの上にまだ産毛も生え揃っていない小さな雛が横たわっていました。
高い所から落ちたにも拘らず生きています
この時は男性スタッフが近くの消防署から梯子を借りてきてくれて、無事巣に戻してあげることが出来ました。

20120625063404507.jpg


ところが次の日、また同じ雛が落ちていたのです。
この子は他の雛に比べて小さく鳴き声も弱いので、どうやら親鳥が育てるのを放棄したようでした。
親鳥が弱い雛を捨ててしまうことはよく有るらしいのです。
高い所からの2度の落下でだいぶ弱っているようでした。
再び巣に戻しても、また落とされるのではないか、、、
心配なので、とりあえず一時保護をすることにしました。

職場に連れ帰ってみると、鳴く力も無いほど弱っていることが分かりました。
でも時々口を開けるので、試しに昼食に出したサーモンのお刺身をミンチにして与えると何とか食べてくれます。
食べる力が有るのなら助かるかも知れません。

みんなで話し合った結果『もう少し元気になるまで面倒を見よう』ということになり、次の日休みの私が最初の育児当番になりました。
名前を付けないとね。。。
施設名に「中央」という文字が有るので「ここで生まれた子だから『中央』チュウちゃんがいいよ」とスタッフの一人が言い、名前は『チュウちゃん』

ティッシュをちぎって浅く切り取った牛乳パックに敷き詰めベッドを作って、、、
チュウちゃんを入れると気持ちよさそうに眠っています!(下 ↓ の写真)

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帰りがけに100円ショップで虫かごを買って、、、
保温のために内側にプチプチを貼りました

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チュウちゃんあったかいハウスで寝ています。

20120626163811769.jpg

ネットでツバメの雛を保護した場合の育て方を検索すると、タオルはクチバシや爪が引っかかり怪我の元になるので着古した柔らかいTシャツなどが良いとありました。
Tシャツを切ってふんわり掛けてあげてます。
補水やご飯をあげる時も体が冷えないようにTシャツでそっとくるんで。。。

ツバメの体温は40度以上も有り、寒さに弱い雛は体温が下がるとすぐに死んでしまうそうです。
環境を35度前後に保たないといけないとのこと。
たまたま我が家に有ったフラワーアレンジメント用のダンボール箱が保温箱として使えそうなので、、、

20120626163809625.jpg


ホカロンを台座の下に入れて、その上にハウスをセットしました。
ホカロンは酸素を使って発熱するので酸欠に注意をしなくてはなりません。
箱には丁度良くいくつかの穴が開いています。
ハウスの中に牛乳パックを入れたのでチュウちゃんに直接熱が伝わらず、火傷の心配の無い保温箱が出来上がりました。

20120626163810300.jpg


あとは30分おきの餌やりですが、、、
弱っているチュウちゃんは眠り続けています。
ネットには、食欲の無い時は補水だけでも良いと有ります。
補水用に砂糖水(あれば蜂蜜水の方が良いそうです)を作って綿棒の先をほぐしたものに含ませ、チュウちゃんのクチバシの端に付けました。
気づいたチュウちゃんは美味しそうに舐めています。
少し飲むと眠り、時間が経つとまた少し砂糖水を舐めてまた眠り、、、
そうしている内に夜中の1時になってしまいました。
・・と、突然チュウちゃんがチーチー鳴いて大きな口を開けたのです
やった
用意しておいたドッグフードのふやかしたものを楊枝のお尻側ですくって口にいれます。
飲み込みました。
もう1口、、、また、もう1口、、、
小さいチュウちゃんはすぐにお腹がいっぱいになってしまいます。
お尻を振ってウンチをしたら、また眠ってしまいました。

『おやすみ、チュウちゃん』

次の日目覚めて怖る怖るチュウちゃんのハウスを覗いてみると、、、
チーチー鳴きながら口を開けています

『良かったぁ!生きてる』

ひとしきりご飯をあげて眠ったチュウちゃんをみかんに襲われないようトイレに隔離して、、、(一番安全な所です
ホームセンターへ、これまたネットで教わった雛用のスリ餌と栄養剤、子犬用のドッグフードを買いに出かけました。
お湯で練ったスリ餌にふやかしたドッグフードを混ぜたものが良いそうです。
本当は親鳥が捕った生きた虫を食べて育つそうですが、非常食の場合はスリ餌とドッグフードで代用しても大丈夫とのこと。。。

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買い物中に同僚から電話が入り、また1羽雛が落ちてしまい保護しているとの連絡が有りました。
家に帰りスリ餌とドッグフードのご飯をチュウちゃんに食べさせてから、、、
チュウちゃんを連れて会社へ向かいました。
保護されていた雛はチュウちゃんの倍もある元気な子。
持参したスリ餌をこの子に食べさせていると、チュウちゃんも口を開け始めました。
兄弟と一緒にいると、その鳴き声に刺激を受けるのでしょうか
チュウちゃんもお腹いっぱい食べて満足そうです。

2羽とも保護し続けるのは大変です。
チュウちゃんも元気になったし、やっぱり親が育てるのが自然なんだ!
野鳥を飼うことは違法です。
同僚とも相談して、2羽を巣に戻すことにしました。

そして、次の日の今日、、、

会社に出社して駐車場の巣を見上げると、兄弟に混じって1羽だけ小さな雛が一番端っこでピーピー餌をねだって鳴いている姿が有りました。
チュウちゃん、元気なんだ

安心して仕事をしていると、、、

お昼過ぎに、チュウちゃんが天国に飛び立ってしまったという知らせが・・。
やはり元気な兄弟に負けて、餌をもらうことができなかったのでした。

こんな事になるなら巣に戻すんじゃなかった・・。
悔やんでも悔やみきれません。

でも、これが自然の摂理なんです。
弱い雛を無理やり育てても、巣立った後に生きて行く力が無くて結局命を落としてしまう・・。
野生の掟は厳しいものでした。

チュウちゃんと出会ってからの4日間、、、
職場の誰もがこの小さい雛を心配して、いつの間にか心を合わせていました。
話したことも無い他の部署の人がチュウちゃんの様子を聞きに来たり、、、
ちょっと恐そうな上司がチュウちゃんのために梯子を借りに消防署まで走って行ってくれて、優しい人だと分かったり、、、
そして何より、転職して1ヶ月足らずの私が職場のみんなと打ち解けることが出来たのもチュウちゃんのおかげです

あまりにも早く天国へ飛び立ってしまった小さなチュウちゃんですが、私達の心に大きな何かを残してくれた気がします。。。

『さようなら、チュウちゃん。また来年の春に私達の所へ戻っておいで!』

Chihiro Iwamoto
【カナダ・エドモントンに住むChihiro Iwamotoさんのイラストをお借りしました】






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